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UBS版聖書本文の検証  ルカ23・45

科学的にあり得ない本文事例

ウィルバー・N・ピッカリング博士


新約聖書本文TRの訳例 UBS版ギリシャ語本文ほか、
ごく少数の写本の読み方と訳例
《ギリシャ語》
TR(テクストゥス・レセプトゥス)など多数の写本の読み方
「エスコティセー」(暗くされた

《訳例》
  • そして太陽は暗くされ」(TR日本語訳 新約聖書
  • 「かくて陽は暗く…」(新契約聖書
  • 「And the sun was darkened」(KJ:キングジェームズ版聖書
  • 《ギリシャ語》
     UBS版ギリシャ語本文/シナイ写本ほか、ごく少数の写本の読み方
    「エクリポントス」([日蝕・月蝕の]蝕(しょく)になった
    問題点
     太陽の日蝕(日食)は、満月の時には、あり得ません
     日食が起こり得るのは、新月の時だけです。
     イエス様が十字架に付けられたのは過ぎ越しの祭りの時であり、過ぎ越しの祭りはいつでも満月の時です。
     (そのために、イースターの日付が変わるのです)
     UBS版の本文は、科学的なまちがいを引き起こしています。  

    コメント
     ギリシャ語の動詞「エクレイポー」には、「無くなる」「終わる」という基本的な意味がありますが、太陽や月について使われる場合は、日食や月食のことをさします。
     さらに、英語の「エクリプス(日蝕・月蝕)」という語は、このギリシャ語に由来しています。
     モファット訳、Twenty Century訳、フィリップス訳、NEB、New Barkley訳、NAB、エルサレム聖書などでは、「太陽は蝕になった(the sun was eclipsed)」と記されています。
     一方、NASB、TEV、NIVなどの聖書では、「蝕になった(eclipsed)」という語が避けられています。
     しかし、これは、それらの聖書が準拠としているその「取捨選択的な本文」の通常の意味によるなら、「太陽は蝕になった」となるのです。注1
    …………………………………………………………………………………………………………………………
    注1)Arndt and Gingrich,"A Greek-English Lexicon of the New Testament and Other Early Christian Literature",p.242
     メッツガーは大多数の写本の読み方を「より読みやすい読み方」(p.182)であるとしながら、退けています。



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