UBS版聖書本文の検証
第一コリント5・1

明らかな偽りが述べられている事例

ウィルバー・N・ピッカリング博士

新約聖書本文TRの訳例
《ギリシャ語》
「オノマゼタイ」(名が称[とな]えられる

《訳例》
  • 異邦人の間でも名を称えられないような淫行」(TR日本語訳 新約聖書
  • 「such fornication as is not so much as named among the Gentiles」(…名を称えられない)(KJ版聖書


UBS版ギリシャ語本文ほか、 ごく少数の写本の読み方と訳例
《ギリシャ語》
該当箇所のギリシャ語」が存在しない


《訳例》
  • 「その不品行は、異邦人の間にもない
  • 「here is sexual immorality among you, and of a kind that does not occur even among pagans」(NIV)
問題点
 父親の妻を妻としている男があり、それは、異邦人でさえ、そのことについて口にすることのないような淫行であると報じられています。
 ところが、UBS版の本文は、「このタイプの近親相姦は、異邦人の間でも存在しなかった」と断言しています。
 それは明らかな偽りです。  

コメント
 NIV、NASB、バークレー版、LB(リビングバイブル)などの聖書に、この言明があります。
 TEV、NEB、エルサレム聖書などの聖書は、その同じUBS版の本文に準拠していながら、明白な言明は避けています。



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ネストレ-アーラント版/UBS版聖書本文の検証 目次

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