ネストレ版/UBS版聖書本文の検証
マタイ6・13b

重要な神のことば(イエス様が王であること)削除している事例

フロイド・ノレン・ジョーンズ博士

新約聖書本文TRの訳例
御国と御力と栄光は代々永遠にあなたのものだからです。アーメンTR 新約聖書

「そは国と力と栄光とは、世々に至るまで汝のものなればなり。アメン」新契約聖書

「国と権と栄は窮りなくなんぢのものなればなりアメン」明治元訳聖書

「For thine is the kingdom,and the power,and the glory,for ever.Amen」KJ

ネストレ版/UBS版聖書の訳例
該当箇所の全体」が存在しない
コメント
 これは、主によって与えられた「モデル」的な祈りの終わりの箇所です。
 ほとんどすべての現代版聖書は、この箇所を削除するか脚注で補足する扱いをしています。
 ローマ・カトリックおよび『千年期後再臨説』の立場の人々がこの終わりの箇所を削除しようとするのは、彼らが、「イエスが地上でとなる千年間の王国は存在しない」と教えているからです。
 この『千年期後再臨説』の考えによれば、教会が世界で伝道していき、そうしてこの王国がもたらされることになる、とされています。
 ローマ・カトリックの立場は、「ローマ教皇がバチカンでキリストの代わりに王座に就いて治めており、これこそが今現在のこの王国のことである」というものです。
 ローマ・カトリックは、「教会の努力を通して、すべての者が回心するようになる」、「キリストが死人たちの中からよみがえられた時にサタンは縛られた」と教えており、そうではないとはっきり述べているどのみことばも、霊的「比喩」というレッテルを付けて排除されています。
 また、「預言されたすべての箇所で教会はイスラエルに取って代わっており、神はイスラエル国家を永遠に見捨てられ、二度とそれを用いることはない」とも主張しています。
 しかし、もちろん、ローマ9章〜11章や多くのみことばが述べているように、神はイスラエル国家を神の栄光のためにふたたび用いてくださいます。
 聖書はさらに、イエス様が王として体をもって再臨され(黙示録19章)、御国をもたらしてくださり、それを聖徒たちにお与えになる(ルカ12・32)と述べています!
 神の最終的なご計画は、あらゆる時代に救われたすべてのユダヤ人および異邦人が、ひとりの羊飼いと一つの囲いの一つの群れとしていっしょになることです(ヨハネ10・16)。
 主の祈り、あるいは、「モデル」的祈りのこの締めくくりの箇所は、ギリシャ語新約聖書の99パーセントの写本に見出されています



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