聖書の歴史 Q-14 聖書の歴史 目次   

2写本の検証2


1864年、F.H.A.スクリブナー博士は、『シナイ写本の完全な検証』という本を発行しました。
(スクリブナー博士は、非常に学識のある神の人であり、新約聖書の写本および聖書本文の歴史に関し、当時、最も有能で卓越した本文批評学者でした)
 その著書の中で、スクリブナー博士はこう述べています。

《スクリブナー博士》
F.H.A.スクリブナー
「シナイ写本は、少なくとも十人の別々の改訂者によって行われような改ざん(明らかに修正が行われたという性質の改ざん)だらけです。
 すべてのページに体系的になされている改ざんもあれば、この写本の数々の箇所に限定されている改ざんもあります。…
 …一行分を埋めるのにぴったりの数の文字が時々抜けていて、文章の意味完全に壊している…」

 スクリブナー博士は、「数行が完全に抜けてしまっている」数々の事例も引用しています。
 また、「書記者が、ある行の途中で、その下の行の途中の箇所へと飛んでしまった」数々の事例も引用しています。

フィリップ・マウロ師(1859年〜1952年)はこう述べています。

バチカン写本とシナイ写本は、現存する写本全体のうちの99パーセントの写本と異なっているだけでなく、写本同士の間でも異なっています。
《フィリップ・マウロ師》
フィリップ・マウロ

 この二つの写本と、それ以外の多数派の写本には、多くの相違点があります。
 福音書だけでも、バチカン写本は新約聖書本文TRと、次のようなちがいがあります。

バチカン写本は、少なくとも2877語を削除しています。
それは536語を付け加えています。
それは935語を置き換えています。
バチカン写本シナイ写本

2098語を転置しています。
そして、それは1132語を修正しています。

 こうして合計7578語の改ざんがなされています。
 けれども、シナイ写本は、それ以上にひどいものです。
 なぜなら、この写本の改ざんの合計が、9000近くにもなるからです。



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