聖書の歴史 D-1 聖書の歴史 目次 

《 新約聖書が前もって警告していたこと 》

フロイド・N・ジョーンズ博士

● 羊に変装している狼たち
 パウロは、こう警告しました。
 
「どう猛な狼どもがあなたがたの中に入り込んで来て、群れを容赦しなくなる」
(使徒20・29)

 つまり、まちがったことを言って弟子たちを引き離し、自分たちのもとへ引き寄せる人々が、私たち自身の中から起こるようになる、ということです。
 実際、イエス様は、狼たちが羊の服を着て神の群れの中に入って来るようになると言われました(マタイ7章)。
 そのようなを、簡単に見抜くことはできません。それは、羊のように見えるのです。
 黙示録13章には、子羊の角を持っている偽預言者が、口を開くと、竜の声で話すということが書かれています。
 そのように、この狼たちも見かけは羊のようでありながら、人々を欺き、そしてむさぼり食らうのです。

● 狼が神のことばを荒らし始めた時
 新約聖書の本文の腐敗(改ざん)は、パウロの時代にすでに始まっていました。

「なぜなら、私たちは、神のことばに混ぜ物をしている、あの多くの者たちのようではないからです」(第二コリント2・17)

 エデンの園で始まった聖書の腐敗化は、早くもパウロの時代にコントロールが効かなくなっていたのです。
 つまり、あの最初の使徒たちがこの地上にいた時、彼らは聖書本文の純粋性のことで問題を抱えていたのです。

 このことは、第二コリント4・2で確認され、さらに展開されています。

「私たちは…恥ずべき隠されたことを棄て、悪賢さをもって歩むことをせず、神のことばにごまかしを行うこともせず、…」(第二コリント4・2)

 このように、新約聖書の「原本」に訴えることがまだ可能であったパウロの時代でも、神のことばにごまかしを行う者たちが存在し、
神のことばに混ぜ物をしている者たちが多くいたのです。

 ペテロは、パウロの著作のすべてが聖書であることを述べており、それに敵対して自らに滅びを招いている人々がいると言っています(第二ペテロ3・16)。

 使徒たちの時代に多くの者が神のことばを改ざんしていたのであれば、最初の原文の読み方を含んでいない一世紀の文書を見出すことが可能なはずです。
 それがどんなに古いものであっても、改ざんされている可能性があるのです。
 なぜなら、パウロもペテロも、多くの者が第一世紀に神のことばを改ざんしていることを記しているからです(第二テサロニケ2・2も参照)。


《出典 : Floyd Nolen Jones,"Which Version Is The Bible?"[2006年] 》  

さらに深い理解のために(英語)
フロイド・ノレン・ジョーンズ博士の著書
Which Version Is The Bible?[2010年版] p.13~[PDFファイル]

聖書に関わるサタンの策略などについて(David Blunt)
Which Bible Version:Does it Really Matter?




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