聖書の歴史 E-2 聖書の歴史 目次 

現代版聖書を編集するリベラル派の人々

("Aren't newer translations based on a better Greek text?" KJV Today (www.kjvtoday.com)より抜粋)


● 現代版聖書を編集するリベラル派の人々
 二十世紀に入ると、クルト・アーラント、ブルース・メッツガー、カトリック枢機卿カルロ・マルティニほかの人々が、ウェストコットとホートの業績を土台として、
ネストレ-アーラント版』、『UBS版』と呼ばれる聖書本文を作りました。

聖書本文RVから生まれた聖書本文
バチカン写本/
シナイ写本
バチカン写本 シナイ写本


聖書本文RV

RV


ネストレ-アーラント版/
UBS版聖書本文
ubsbible


《現代版聖書》




 メッツガーはこう述べています。

 「UBSギリシャ語新約聖書を作成した国際委員会は、ウェストコットとホートの本文RV)をその土台の本文として採用しただけでなく、彼らの方法論にも従った…」
(James Brooks, Bible Interpreters of the 20th century, p. 264) 

 今日、このネストレ-アーラント版/UBS版本文が、福音派神学校における研究のための、また、数々の聖書協会による翻訳のためのギリシャ語新約聖書本文となっています。
 今日発行されている福音派の主要な翻訳聖書は、キング・ジェームズ版聖書などを除けば、すべてネストレ-アーラント版/UBS版本文に基づいています。
 ネストレ-アーラント版/UBS版本文を使うようにと教えられている多くの人々は、多くの教理において健全な福音派の立派な牧師たちや学者たちです。
 それにもかかわらず、ネストレ-アーラント版/UBS版本文の立案者たちや管理者たちは、神学的にはリベラル派であり、伝統的なプロテスタントの正典を信じてなく、その無誤性も無謬性も信じていない人々でした。

《現代版聖書の編集者たち》trbible trbible
ブルース・メッツガー
  • 彼は、モーセが五書を書いたのではないと信じていました。
  • 彼は、旧約聖書は、「神話と伝説と歴史」の混合物であると信じていました。
  • 彼は、ノアの時代の世界規模の洪水記録は誇張されたものだと信じていました。
  • 彼は、『ヨブ記』は民話であると信じていました。
  • 彼は、エリヤやエリシャの奇跡の記述には、「伝説的な要素」が含まれていると信じていました。
  • 彼は、ヨナ書の記述は『伝説』だと信じていました。
  • 彼は、『ダニエル書』には奇跡的な預言は含まれていないと信じていました。
  • 彼は、『牧会書簡』はパウロが書いたのではないと信じていました。
  • 彼は、『ペテロの第二の手紙』はペテロが書いたのでではないと信じていました。
  • 以上のことはすべて、『Reader's Digest Condensed Bible』の脚注で見出すことができます。これはメッツガーが編集した聖書です。また、『New Oxford Annotated Bible』(メッツガーが共編者)の中でも見出すことができます。
  • 彼は、外典を含み、エキュメニカルでリベラルな聖書『NRSV』の編纂者でした。彼はそれをローマ法王に贈呈しました。
  • 彼は、『ヘルマスの牧者』『クレメントの手紙』などの外典を霊感されたものとみなしました。
  • 彼は、不可知論者(神の存在は知り得ないとする)エールマンとの共著者でした。(E-2
クルト・アーラント
  • 彼は、聖書の逐語霊感否定しました。
  • 彼は、エキュメニカルな新たな正典聖書(カトリックの数々の外典を含むことになるもの)を受け入れることにより、キリスト教のすべての教派が一つの『体』に統合されることを望みました。(クルト・アーラント著『新約聖書正典の問題』pp. 6,7,30-33)
  • 彼は、リベラル派であり、聖書の各書の正典性を疑いました。
  • 彼は、聖書を神のことばとは信じませんでした。
マシュー・ブラック
  • 彼は、『Peake's Commentary on the Bible』の共同編集者(1982年)でした。この書物は、キリスト教の根本教理大胆に反対する書であり、編集者たちは聖書の無謬の霊感も、摂理的保持の教え否定しています。
カルロ・マルティニ
  • 彼は、進化論ほか、カトリック独自の数々の教義を推し進めるカトリックの枢機卿であり、イエズス会の会士でした。
  • 彼は、『ニューエイジ、一つの世界宗教』を推進させるべく世界中から100人を越える宗教指導者たちから成る統合会議を招集しました。
  • 彼は、すべての教団および宗教カトリック的統合へ導こうとするエキュメニカル運動および統合運動推進の急進派でした。

クルト・アーラントは、聖書の各書の正典性を疑ったリベラル派の人です。 ブルース・メッツガーも、多くの点でリベラル派の見解をとりました。
 このことは、エキュメニカルで神学的にリベラルな聖書『New Revised Standard Version』の編纂に彼が直接的に関わったことから明らかです。
カルロ・マルティニカトリックの枢機卿)は、プロテスタントの宗教改革に対抗して設立された、ローマ・カトリックのイエズス会の会士です。
 二十世紀のイエズス会士は、エラスムスなどのような十六世紀のカトリックの改革者とは区別されるべきです。エラスムスは、まだプロテスタントの成り行きが不確実な時期に、カトリック教会を内部から改革しようとした人でした。
 私たち福音派の牧師たちは、ネストレ-アーラント本文の編集者たちにあえて日曜学校の教材の編集をさせようとはしなかったのに、これらの人々に自分たちの新約聖書の編集を一任しているのです。



● メッツガーと不可知論者エールマン…本文批評学入門書の共著者
 多くの福音派の神学校では、メッツガー著の『新約聖書の本文…その伝達と改ざんと回復』を、本文批評学の入門書として使うことが指定され、あるいは推薦されています。
 おそらく、多くの神学校は、2005年に発行されたその本の第四版がメッツガーとエールマンの共著(→リンク)となっていることに気付いていないはずです。  エールマン(Bart D. Ehrman)の名前を聞いて、多くの福音派の学者たちの間に警戒音が鳴り響くはずです。なぜなら、彼は、次の数々の本を著した不可知論者(神の存在は知り得ないとする人々)だからです。

ブルース・メッツガーとの共著者・不可知論者エールマン(Bart D. Ehrman)の著書
 偽造:神の名による著作。聖書の著作者たちが我々の考えているような人々ではない理由
   (2011年発行)
("Forged: Writing in the Name of God - Why the Bible's Authors Are Not Who We Think They Are")
 イエスをまちがって引き合いに出すこと…聖書を変えた者の背後の話と原因』(2007年発行)
("Misquoting Jesus: The Story Behind Who Changed the Bible and Why")
 イエスはどうやって神になったのか…ガリラヤ出身のユダヤ人説教者の昇進
   (2014年三月発行)
("How Jesus Became God: The Exaltation of a Jewish Preacher from Galilee by Bart D. Ehrman" )
 魔法使いイエス
   (2014年八月発行。共著)  ("Jesus the Magician "by Morton Smith and Bart D. Ehrman" )

《出典 : "Aren't newer translations based on a better Greek text?" KJV Today(www.kjvtoday.com)




次へE-3
聖書の歴史 目次  E-1 2 4  5 6 7 8 9 10 11 12

……

聖書の歴史 概観表   聖書の歴史 目次  聖書のホームページ  TR 新約聖書  UBS版聖書本文とは?  聖書協会UBSとは?  ネストレ-アーラント版聖書本文とは?  ネストレ版/UBS版聖書に関わった人々  オリゲネスとは?  エウセビウスとは?  キリスト教界で知られていない事実  聖書本文の比較と検証  さらに深く学ぶためのリンク集  二つの聖書本文の流れ(PDF)  聖書の歴史E2〜E5(PDF)  現代版聖書のルーツE8〜E12(PDF)  現代版聖書のルーツ(小冊子)  聖書の歴史(書籍)  




利用規約  Copyright C. エターナル・ライフ・ミニストリーズ  Counter