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《 新約聖書の本文 TRについて 》



(1)マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ、パウロ、ヤコブ、ペテロらがギリシャ語で手書きしたものが、新約聖書の最初の原文でした。
 ただし、初めから一冊の新約聖書としてまとめられていたのではありません。

(2)各書物の原文を、多くのクリスチャンたちがパピルス紙などに書き写して、写本(巻物や断片など)が作られました。
 さらに写本を書き写した写本も、さらにその写本も数多く作られ、聖書は世界各地に伝えられていきました。

ギリシャ語の写本(総計)
(総数 5262)

 ところが、写本の巻物や断片が数多く存在しても、それぞれの内容は新約聖書の一部であったため、全27巻の一冊の「新約聖書」として確立することが必要となりました。

(3)1516年、オランダ人エラスムスが世界で初めて一冊のギリシャ語新約聖書という形にしました。 エラスムス
 その後、この聖書本文(書かれたギリシャ語の文字とその配列)の更新が、ステファヌスにより(1550年)、ベザにより(1598年)行われました。

(これらの本文間の相違はごくわずかです。F.N.ジョーンズ博士はこう述べています。
「…少数のちがいは、すべて「つづり字」のちがいであるため、ほとんど無視してよいものです。 「colour」と「color」のどちらの字をつづるかという問題なのです」F.N.ジョーンズ博士著"Which Version Is The Bible?")


 さらに1624年にエルセビル兄弟により更新がなされ、この聖書本文は、Textus Receptus(テクストゥス・レセプトゥス 『Received Text』すなわち、『神から受け入れられた本文』の意)という名称を与えられました。

(4)この新約聖書本文TRから翻訳されてできたのが、宗教改革者のルターによる「ドイツ語新約聖書」、殉教者ティンダルによる「英語聖書」、イギリスの国家的取り組みによる「キング・ジェームズ版聖書」などです。

 日本語訳では、「明治元訳 新約聖書」と「新契約聖書」と「新約聖書」です。
 すでに世界100ヶ国以上で読まれる聖書として約40の言語でTRから翻訳された聖書が刊行されており、現在、約20の言語の聖書の翻訳が進められています。
 エターナル・ライフ・ミニストリーズ発行の「新約聖書」は、この新約聖書本文TRから現代日本語に翻訳されています。

諸外国語版のTR聖書については、こちらのページの"Other Languages"をご覧ください)
   → 諸外国語版のTR聖書


(1)手書きの新約聖書原本/原文

「原本/原文」=マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ、パウロ、ヤコブ、ペテロらがギリシャ語で手書きしたもの。

巻物

(2)本文が書き写された数多くの写本

「本文」=最初の聖書記者たちが書き記した原文通りのギリシャ語の語句、文字配列、「読み方」
「写本」=各書物の原文を、多くのクリスチャンたちがパピルス紙などに書き写した巻物や断片など。

  
 
  

(3)新約聖書のギリシャ語本文 TR

「TR」=99%以上の写本と合致している新約聖書本文。1516年、エラスムスにより世界で初めて集大成された。

trbible

(4)TR本文から翻訳された新約聖書
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