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1800年代にコンスタンティン・ティッシェンドルフという名前の人がいました。 彼は古代の聖書を発見しようと出かけて行きました。 その旅路の出費をまかなったのは、ザクセン王国(現ドイツ)のフレデリック王でした。 こうしてティッシェンドルフはシナイ半島にある聖カタリナ修道院に行き、二つの分割部分を持ち帰りました。 それは、彼が旧約聖書からつかみ取るか、切り取るかした、43枚の皮紙でした。 それから彼は、それらをフレデリック王に贈り物として献げ、王の名にちなんで命名しました。(『フレデリコ・アウグスタヌス写本』:CFA) 旅の資金を提供する人々は、そのようなことを期待するものです。 ちょうどそのころ、1844年から1845年にかけて、ロシア人主教ポリフィリ・ウスペンスキーを含む数人の人々が、その残りの文書を見て、それが「白色」であると描写しました。
ウスペンスキーは数枚の皮紙を持ち帰りました。 また、ドイツに行ってフレデリック王の皮紙(『フレデリコ・アウグスタヌス写本』:CFA)を自分で直接見た人々もいました。それは雪のような白色でした! それから15年後、ティッシェンドルフはそれ以外の347の皮紙を携えて帰って来ました。 彼は数ヶ月間、それをエジプトのカイロで持っており、その間、数人の名前のわからない人々が彼を補助していました。 さて、19世紀には、人々は古代の文書の発見に懸命でした。 それを手に入れるために、かなりのお金を払う人々もいました。 確かに、文書を偽造して古代のもののように見せかけることは、確かに、一つの大きなビジネスでもありました。 さらに、彼らは紙や皮紙を手荒く扱いました。 すると、出来上がりです! 全く新たな『古代文書』です! ティッシェンドルフはカイロでその二ヶ月間を過ごした後、他の人々にこのシナイ写本を見せました。 すると、どうだったでしょうか? それは、もはや雪のような白色ではありませんでした! それは、染みが付いていて、薄黒くなっており、書かれている文字のインクの色は薄くなっており、今や、その全体が古いものに見えました。 その色に関して何が起きたのでしょうか? シナイ写本は、エジプトの複数の図書館と、ロシアと、ドイツと、イギリス(347枚)に保管されています。 ところが、数年前、多くの科学者たちがインターネットを使って、それらの文書をすべていっしょに統合することを決めました。 高精細度の写真による、今までだれも見たことがない完全な一つのシナイ写本としてです。 それらの写真の色が正確なものとなるように、彼らは「カラーバー信号」という写真較正のための信号も使用しました。 私は、一つの写真の中に822のすべての写真が収まったものを入手しました。 この大きさの写真でも、フレデリック王の皮紙のページ(白色のページ)と、ティッシェンドルフの皮紙のページを区別できるはずです。これが通常の色です。 いくらか暗くし、少し輝度を増すと、はっきりするのではないでしょうか? フレデリック王の皮紙のページ(白色のページ)が、おわかりでしょうか? 大きな違いではないでしょうか? だれか不誠実な人物がいるのです。 それだけではありません。高額なお金をかけて巨大な本を買うことも可能です。 それには、発見されたシナイ写本の全ページが載っていますが、こう書かれています。
どういうものか、お見せしましょう。 違いがわかりますか? 私にもわかりません。 これらのページは同じように見えます。 みなさんに本当に重要な質問をしましょう。 シナイ写本は何色なのでしょうか? これらは二つの『同じページ』なのです。 カラーバーによって、こうなるのです。 あのカラーバーを使った科学者たちが正しいとすれば、シナイ写本には大きな色の違いが存在するのです。 その科学者たちが正しいとすれば、あの巨大な本の発行者は、全ページの外観を同じようにするために『フォトショップ』を使用して色調整をしたのかもしれません。 このフレデリック王の皮紙のページが正しいとすれば、ティッシェンドルフの347枚は、皮紙とインクが古いものに見えるように意図的に染みを付けられたのです。 インクは、いっそう薄くされ、ページは、薄黒くされたのです。 ■キャンセルされた検証 インターネット上で、ある人が、こう言いました。 「いや、あなたは間違っている。シナイ写本はこれまで何百人もの人々によって検証されてきたはずだ」と。 ちがいます。 その皮紙やインクの年代に関して、これまで一度も検証されたことがないのです。 彼らは2015年の4月にその検証にとりかかりました。 それから彼らは、このプロジェクトの担当者を変えました。 そして、突然、この検証はキャンセルされました。 なぜでしょうか? 彼らは何を見出すことを恐れているのでしょうか? 「シナイ写本が、本当は古代の文書ではないこと」でしょうか? 「シナイ写本が、古いものに見せるように偽造された現代の偽造物であること」でしょうか? なぜシナイ写本は、1844年まで、はっきりした仕方で、どこの場所でも、一度も名前も挙げられことがなかったのか、その理由は、それで説明がつきます。 簡潔に言いましょう。 シナイ写本は、雪のような白色で、文字は黒字でした。 けれども、それでは人々が望んでいるほど古そうなものには見えません。 ですから、人々がそれを古そうなものにしたのです。 また、あの非常に高価な本の発行者は、数々のページがすべて調和がとれたものとなるように、ページの色も変えたのです。 なぜ彼らがそれを変えたのか、その神聖な理由を私は一つも考えつきません。 ですから私は、シナイ写本が「まがい物」、「現代の偽造物」であると考えざるを得ないのです。 ■"ある行動計画" そして、これは、"ある行動計画"の一部でもあるのです。 私には、見出すことによって失うものは何もありません。 ところが、『そうなると失うものがたくさんある』人々が存在します。 彼らは、世界中のほとんどの聖書を翻訳し、作り出しています。 そして彼らは、「シナイ写本が"本当の、古代の聖書"であった」と教えています。 そして、もちろん、それは、「一つの世界宗教のための、来たるべき一つの世界聖書」の大きな一部でもあります。 このことに関して私には言いたいことがもっとたくさんあります。 ただし、望みがないわけではありません。 一つの明るい光が存在します! あなたは一つの聖書を信用することができます。 英語では、それはKJ版(キング・ジェームズ版)聖書です。
そして、それは決して、「見つかった」のではありません。 なぜなら、そもそも、それは一度も「失われた」ことがないからです。 神は、ご自分のみことばを保持するとの約束を守られたのです。 私は心からそれを信頼しています。 みなさんもそうなることを私は望んでいます。 神様の祝福がありますように。 |
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●歴史Q 偽造された写本
1 偽造写本の"出現" 2 白いシナイ写本・ 3 だれがシナイ写本を 4 色付けされたシナイ写本 5 シナイ写本の意図的な削除 6 偽造写本『2427』の正体 7 ティッシェンドルフが持ち去った 8 ティッシェンドルフに抜き取られた 9 シナイ写本・バチカン写本_ 10 バチカン写本・シナイ写本の構成 11 外典を含むバチカン写本・シナイ写本 12 マルコ16・9〜20が無い写本 13 2写本の検証1 14 2写本の検証2 |
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聖書の歴史V 偽造写本から"ねつ造"された |
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