オリゲネスの弟子がパンフィルスであり、パンフィルスの弟子かつ友人がエウセビウスでした。
パンフィルスとエウセビウスは共同で図書館を設立し、オリゲネスの著作物をそこに収めました。

オリゲネス(185年頃〜254年頃)
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(その弟子)パンフィルス(〜309年) |
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(その弟子・友人)エウセビウス(〜340年)
(パンフィリスとともに図書館を設立。オリゲネスの著作物を収めた) |
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パンフィルスの死後、331年、エウセビウスはコンスタンティヌス帝からの指示を受けて50冊の聖書を用意しました。
エウセビウスは、次のような人物でした。
初代教会の歴史を記した「偉大な歴史家」とされているエウセビウスは、異端のアリウス派であり、アリウスの友人でもありました。
アリウスは、イエスは肉において来られた神ではないと信じていました。
すなわち、イエスは一人の被造物にすぎないと信じていたのです。
アリウスにとって、イエスは一人の人間以上の存在ではあっても、決して神ではなかったのです。
エウセビウスは、「オリゲネスこそ最も偉大な人物」と考えていました。
まとめると、こうなります。
■ エウセビウス
- アリウス派
- アリウスの友人
- イエスは肉において来られた神ではない
と信じていた
- 「オリゲネスこそ最も偉大な人物」と考えた
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エウセビウスの思想・信念は、こうでした。
- 異端アリウス主義
- イエスは肉において来られた神ではない
- イエスは一人の被造物にすぎない
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エウセビウスは、オリゲネスを崇敬した『アリウス主義の異端者』でした。
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