日本のUBS/NA聖書読者の3タイプ

●日本のUBS/NA派の人々 　次に、日本のプロテスタントの人々の中で、UBS/NA派の人々、すなわち『新改訳聖書』や『共同訳聖書』などを読む人々についてを見ることにします。 　彼らは『WH/UBS/NA聖書本文陣営』の中に入っている人々です。 　同じUBS/NA本文に基づく日本語聖書を読む人々であっても、三つのタイプがあります。

第一のタイプは、リベラル派の人々です。 　彼らは自分が上記の構図の中にいることに何の違和感も感じないはずです。 　自らもこれらの本文の編集者たちと同じリベラル派であり、それに基づく聖書を読む人々とも同様の思想や信念であるからです。

第二のタイプは、福音派ではあってもUBS/NA本文に基づく日本語聖書を好む人々で、自分が上記の構図の中にいることに何の違和感も感じていない人々です。 　彼らは、これらの本文の編集者たちの"学問的成果"を"優れている"と考え、彼らキリスト不信者たちの作り出す"聖書本文"に基づく"聖書"こそ、自分たちが読むべきものであると考えている人々です。

第三のタイプは、福音信仰者でありながらUBS/NA本文に基づく日本語聖書を読む人々で、自分が上記の構図の中にいることに違和感を感じる聖徒たちです。 （この第三のタイプの人々については、あとで詳しく言及することにします） 　UBS/NA本文の編集者たちとその主張、および、これらの本文による聖書を読む人々（日本人を含む）とその応答は、次のような構図となります。

■WH/UBS/NA本文の編集者たちと、彼らの聖書の愛好者たちの構図 《WH/UBS/NA本文の編集者たち》 我々は、イエス・キリストを我々の主また救い主として受け入れて全面的に従うことはしない。 我々は、イエス・キリストによるあがないを否定する。 我々は、イエス・キリストの神性を否定し、神の三位一体を否定する。 我々は、聖書の霊感を否定する。聖書を聖霊による真の神のことばとは信じない。 我々は、聖書の教えに全面的に従うことはしない。それよりも我々の思想と信念に従う。 《WH/UBS/NA本文の聖書の愛好者たちの感謝の辞》

●第三のタイプの聖徒たちへの勧め 　「自分は場違いな所にいる」「キリストに聞き従う人々がいるべきではない場所に、自分はいる」と感じるなら、その「違和感」は、聖霊があなたの霊に示しておられること、促しておられることかもしれません。 　というのも、キリスト不信者たちは「キリストの御霊を持っていない」（ローマ8・9〜11）人々ですが、イエス・キリストを主また救い主として受け入れて従っている聖徒には神の御霊が内住しておられ、御霊はあなたに真理を告げてくださるからです。（ヨハネ14・17、26、16・13）

■あなたのいる立場は？ 　上記の構図の中のあなたのいる場所は、どういう所でしょうか？ 　あなたがUBS/NA本文に基づく日本語聖書を読むことができるのは、その編集者たちの"おかげ"であるため、あなたは彼らに"感謝"すべき立場にいます。

■だれに感謝すべきでしょうか？ 　すなわち、キリスト不信者のこの編集者たちに対して、リベラル派やユニテリアンやローマ・カトリック、そしてモルモン教の人々に対して、です。

■だれといっしょに感謝すべきでしょうか？ 　あなたは、どういう人々といっしょに"感謝"すべきなのでしょうか？ 　エホバの証人やモルモン教徒たちやリベラル派の人々やカトリック教徒たちといっしょに、です。 ■あなたも本心から言えますか？ 　キリスト不信者の彼らが、同じくキリスト不信者のこの編集者たちに"感謝"して以下のように言うのは、もっともなことであり、「理にかなった」ことです。 　ところで、あなたはどうでしょうか？

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