●WH/UBS/NA本文に基づく聖書の目指すもの
第二バチカン公会議(1962年開始、1965年終了)以降、ローマ・カトリック教会が目指しているのは、 諸宗教を受容してエキュメニカル運動を推進させ、ローマ教皇を頂点とする「一つの世界宗教」を進展させることです。(一つの世界宗教・一つの世界聖書参照)
そして彼らがUBS(聖書協会世界連盟)とともに目指している聖書は、「すべてのキリスト教向けの聖書」です。
この「すべてのキリスト教」には、エホバの証人、ローマ・カトリック、ユニテリアン、プロテスタントのリベラル派、モルモン教など、全キリスト教団体が含まれています。(ルシファー礼拝者たちすら含まれています)
これらの宗教団体は、教理が多種多様であり、当然、真の福音信仰者たちからすれば、全く受け入れことのできない教えや主義を主張している団体がほとんどかもしれません。
ところが、そういうすべての宗教団体が採用可能な"聖書"となるよう、その"聖書本文"が改ざんされているのです!
これから二種類の聖書の訳文の相違を見ていく中で、そのことが明らかになります。
ローマ・カトリック教会やリベラル派のプロテスタントはWH/UBS/NA本文を作り出してきました。
そのWH/UBS/NA本文に基づく日本語聖書の訳文と、TR本文に基づく『TR 新約聖書』の訳文との相違箇所に注目することにします。
フロイド・N・ジョーンズ博士は、ネストレ版のギリシャ語本文を、TR本文と比べると、新約聖書に36191の相違箇所があると述べています。
ここで取り上げているのは、それらの膨大な相違事例の中のほんの一部にすぎません。
|