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《目次》
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●ネット上の某偽情報 インターネット上には、さまざまな偽情報が氾濫しており、TR新約聖書についての偽情報も例外ではありません。 当ミニストリーズは、その一つ一つに対して反論することはしていません。(理由は後述します) けれども、読者から送られてきた下記の偽情報については、その有害な影響を懸念し、多くの聖徒の皆様に正しい理解を持っていただくために、このページで説明することとしました。 2022年から公開されているその偽情報とは、次の通りです。 (→画像)
一見して読者は気付くはずです。 質問の、「TR聖書とは、どういうことですか?」は、日本語のことばの対応が不自然です。 また、回答の中の、「使用されていましたが、現在は…使用していません」も、「使用されていません」とすべきところです。 「1世紀に属する写本の断片発見されている」と文字足らず(断片が発見)であることも、すぐにわかります。 この質問者と回答者は別々の人物なのでしょうか? 日本語の使い方の不備がどちらにもあることだけでなく、質問の日付けから4日後に回答がなされている点も考慮すると、同一人物が二つの(あるいは、自分とだれかの)アカウントを使った可能性が大きいように思われます。 まず、この回答の内容に含まれているいくつもの事実誤認や間違い、偽りについて見ることにします。 |
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【検証1】
TR新約聖書本文に基づく聖書について、この回答者が「現在は古い聖書として使用して(正しくは、『されて』)いません」と断言しています。 しかし、これは完全な事実誤認であり、間違いです。 最もよく読まれている聖書のページに、2017年1月のアメリカでの調査結果が以下の通り記されています。 キング・ジェームズ版の聖書(KJV)はTR新約聖書本文に基づく代表的な聖書です。
その主張には何の典拠も示されていません。 |
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【検証2】
この投稿者(回答者)は、「エラスムスは長年、オランダ、フランス、イギリス、スイスでギリシャの新約聖書の写本を研究し、多くの変種を指摘していましたが、バーゼルですぐにアクセスできるギリシャ語の写本は6つしかありませんでした。…ビザンチンの伝統の外から来たのは1つだけです」と書き込んでいます。 しかし、それは古い情報のようです。 それは、コーネル大学の歴史学教授のスミス博士がエラスムスについて研究した結果とは違っています。 フロイド・N・ジョーンズ博士はスミス博士の著書から引用して以下のように述べています。(ジョーンズ博士は非常に優れた、そして敬虔な聖書学者であり、ホーページに公開している自らの著書の内容を随時更新しています)
ジョーンズ博士は誠実な学者としてふさわしく、引用元の出典を明記してこの情報を伝えていますが、一方、この投稿者は、「エラスムスは…」と、いきなりだれかの書き込みを出典も記さずに非常に大ざっぱに引用しています。 この投稿者は自らの名前等も出さず、聖書学者ではないようです。 当ミニストリーズだけでなく、おそらくほとんどの人は、ジョーンズ博士がきちんと引用しているスミス博士の研究結果のほうを信用するのではないでしょうか? 不明の古い情報を持ち出しているこの投稿者は、信頼性の高い最新の情報を知らないのかもしれません。 あるいは、自分に都合のよいほうの情報を使っているのかもしれません。 |
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【検証3】
「現在は研究が進んだことに加えて、1世紀に属する写本の断片発見されている以上、あえてTR聖書を使う必要性がありません。」と、この投稿者は書いています。 これは事実とは全く正反対です。 なぜなら、「1世紀に属する写本の断片」は、TR本文と合致するものであることが判明したからです。 世界最古の新約聖書写本をお読みください。
「現在は研究が進んだことに加えて、1世紀に属する写本の断片発見されている…」と根拠や典拠もなしに投稿する人は、上記のような事実を知らずに主張しているようです。 |
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【検証4】この回答者は、「ほとんどの現代の学者は、彼のテキスト(すなわち、TR新約聖書本文などの多数派本文)は疑わしい品質であると考えています」と決めつけています。 ところが、UBS版・ネストレ版本文を編集した学者たちの意向に反して、現代版聖書の翻訳者たち自身が、UBS版本文やネストレ版本文に非常に多く見られる「疑わしい」箇所で、むしろTR新約聖書本文などの多数派本文を密かに取り込んでいる事例が多くあるのです。 つまり、現代版聖書の翻訳者たち自身が、自分たちに提供されるUBS版・ネストレ版本文を「疑わしい品質であると考えて」、その箇所の訳語や訳文を退けているのです! たとえば、現代版聖書の一つである新改訳聖書のホームページには、彼らが翻訳の際に使った原典として、「ネストレ第24版(ギリシャ語)、ネストレ・アーラント第28版」などしか書かれていません。 しかし、実際は、TR新約聖書本文などの多数派本文を使って翻訳した語や文が、都合よく、読者には気付かれないように密かに含まれています! ここでは、優れた聖書学者であるウィルバー・N・ピッカリング博士が指摘する多くの箇所の中の二箇所を例に挙げることにします。 (→ネストレ版/UBS版聖書本文の検証参照) |
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●《事例1》 使徒28・13_意味をなさない本文事例の箇所で、
これこそまさに、現代版聖書の「テキスト」(本文)が「疑わしい品質である」ことを証明しています! それは、シナイ写本・バチカン写本などの少数派写本の読み方でもあります。
ピッカリング博士はこうコメントしています。
新改訳聖書には、「この箇所は、TR本文などの多数派本文の訳を使用した」などとという注釈は一切ありません。 けれども、現代版聖書を翻訳した学者たちはTR本文などの多数派本文からの訳を必要としており、彼らの都合に合わせて採用しているのです。 |
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●《事例2》 第二ペテロ3・10_意味をなさない本文事例の箇所も同様です。この箇所で、
これもまた、現代版聖書の「テキスト(本文)は疑わしい品質である」ことの証拠です! これもシナイ写本・バチカン写本などの少数派写本の読み方でもあります。
それにもかかわらず、新改訳聖書の欄外の注釈には、「異本『見つけ出されます』」と記されています。 新改訳聖書のこの箇所には、「TR本文などの多数派本文の訳を使用した」ことを読者に伝える注釈は何もありません。 新改訳聖書の読者は、この「異本」とは、UBS版・ネストレ版本文以外の聖書本文のことだと想像するはずであり、新改訳聖書が「原典」として採用している本文からの訳であるとは思わないはずです。 こうして不誠実な表記にもなっています。 ピッカリング博士はこうコメントしています。
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●正しく理解すべき二つの聖書の教え
これまでの検証からわかる通り、この投稿者の回答は、
ところで、この投稿者が持ち出している、「エラスムス」や「TR聖書」等に関しては、単にTR聖書本文を集大成したエラスムス個人のことなど、個々の人物や事象に目を留めるだけでは正しく理解することはできません。 それだけでなく、神の視点にも、すなわち、神が歴史の中で神のことばが失われることのないように保持してこられた聖書の教えと摂理にも目を留めることが必要だからです。(詳細なリンクは後述) そのためには、以下の二つの聖書の教えを正しく理解する必要があります。
上記のフロイド・N・ジョーンズ博士や、二十世紀最大のTRの擁護者であるとも言われるエドワード・F・ヒルズ博士などの敬虔なクリスチャンの聖書学者たちは、そのような聖書的立場でTR聖書本文を擁護しています。
一方、現代版聖書を擁護する学者たちの多くは、今やリベラルな人々であり、彼らがその主流です。(→リベラル派・リベラル主義とは参照) なぜなら、かつては保守派であった多くの神学校・大学が今やリベラル化しており、かつては保守派であった多くの教会・牧師が今やリベラル化しているからです。(→詳細) そのため、TR聖書を擁護する学者たちと、現代版聖書を主張する主流のリベラル派等の学者たちの間には、非常に大きな隔たりが存在するのです。
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●決定的な大きな違い これら両者には決定的な大きな違いがあるため、互いに話が噛み合うことはあり得ません。 たとい神の聖徒たちが、この後者の人々に、神が示される幻や夢、超自然的なしるしと不思議、イエス様の顕現や啓示などについて話しても、正しく理解されることはおそらく困難でしょう。 聖霊によって新しく生まれ変わる体験をした聖徒たちと違って、リベラル主義者等には、以下の決定的相違点があるのです。 (→新生は、リベラル主義等が起こせるものではありません参照)
聖書はこう言っています。
つまり、こういうことです。
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●ネット上のリベラル派・カルビニスト・異端者らによる情報の危険性 したがって、リベラル派等の人々が、「エラスムス」や「TR聖書」に関することなどを正しく理解できるようになるには、まず初めに、「新しく生まれ変わる体験をして真の聖徒」となり、「神からの御霊を受ける」ことが絶対に必要なのです。 新しく生まれ変わる体験をして神からの御霊を受けている人々だけが、霊的なことがらを正しく理解できるのです! ですから、
それは非常に危険なことです! そういうものに関わる時、聖徒たちは混乱させられ、真理と真実から引き離されていく可能性があります。 真の聖徒たちは、それらのものに十分注意し、警戒する必要があります。 |
前述のように、「エラスムス」や「TR聖書」に関する真実を正しく理解するには、次の二つの聖書の教えを理解する必要があります。
1.の教えを信じている福音派の人々は多くいるかもしれませんが、それだけでは、「エラスムス」や「TR聖書」に関する真実を正しく受け留めるためには不十分です。 なぜなら、個々の人物や事象だけに目を留めるのでなく、神の視点にも、すなわち、神が歴史の中で神のことばが失われることのないように保持してこられた聖書の教えと摂理にも目を留めることが必要だからです。 ただし、2.の教えは、現代版聖書の場合、とりわけ旧約聖書の該当箇所の訳文が改ざんされていることにより、読者には正しく伝わっていません。 次のリンク先の各ページでは、マソラ本文による正しい訳で説明されていますので、理解がしやすくなっています。 次の二人の敬虔なクリスチャン学者による説明から、上記の1.および2.の両方の教えを正しく知り、理解することができます。
そして、非常に重要なのは、本当の聖書と本文について、聖書の教えと歴史的史実による真実と、神の啓示により確証された真実との両面から確立された真実を知ることです!
真実を信じて光の内を歩む聖徒は幸いです! 真実を人々に伝え、広める聖徒も幸いです! しかし、偽りを広める人々は、そうではありません。 |
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●神の民を偽りの聖書理解へと導く行為 この投稿者は聖書本文についての専門家では全くなく、この回答の内容にはいくつもの事実誤認や間違い、偽りが含まれていることが明らかです。 それにもかかわらず、この投稿者は、この回答を読む人々に、「あえてTR聖書を使う必要性がない」ことを強く印象付けようとする意図あるいは目的があることがうかがえます。 「現在は古い聖書として使用していません…、ほとんどの現代の学者は、彼のテキストは疑わしい品質であると考えています…あえてTR聖書を使う必要性がありません」などの、強いことば、乱暴な荒っぽいことばの表現からは、この投稿者にはTR聖書やTR本文に対する強い対抗心あるいは敵対心さえあるのかもしれません。 聖書や聖書本文についての知識が深くない読者なら、このような回答に影響を受けて、そのように信じてしまうことでしょう。 このような偽情報は、そのような読者たちを聖書についての真実と真理から引き離していくことになります。 この投稿者の回答は、神の民を聖書や聖書本文についての偽りの理解へと導いています。 |
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●神の民を偽りに依り頼むようにさせた預言者ハナヌヤ 聖書は、偽りを広める者への報いをはっきり述べています。 そうして神に裁かれて滅ぼされた一人が、ハナヌヤでした
つまり、神の民を偽りに依り頼むようにさせる行為は、神への反逆を語る行為でもあるのです!
神がハナヌヤを滅ぼされたのは、民を偽りから守るためでもありました。 |
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●人々に偽りを広めた一人の女性 ロダリクス・ピケンス師は、自らの地獄体験をこう証言しています。 (2014年 アメリカ 詳細は→『クリスチャンへの警告 第14集』参照)
地獄にいたこの女性は、「フェイスブック」に彼女の「話」を投稿しました。 それを30万人もの人々が読みました。 「彼らの血(の責任)が、彼女の手の上にあります」と言われたことからすると、彼女の投稿したその「話」を読んだことにより、大ぜいの人が地獄に行く結果となったと考えられます。 |
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●自分たちに対する神の御旨を退けた人々 神の聖徒たちは、神の民に偽りを広める人々に、どう対処すべきでしょうか? パリサイ人たちに関して聖書にこう書かれています。 彼らは、神に従うはずの神の聖職者たちでありながら、自らの意志で、「自分たちに対する神の御旨を退けた」人々です。 彼らは『天国行きの列車』に乗っていた人々でしょうか? イエス様はこう言われました。
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●イエス様の超自然的なみわざを一蹴した人々 それだけでなく、次に見るように、彼らはイエス様の超自然的なみわざを見ても、それを「悪霊の働き」であるとして一蹴しました。 現代の多くのリベラル派等の人々のように、です。
そう言ったのは、「パリサイ人たち」(マタイ12・24)と、「律法学者たち」(マルコ3・22)でした。 |
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●あなたがたは彼らを放っておきなさい イエス様は弟子たちに、自らの意志で「自分たちに対する神の御旨を退けた」そのような人々にどう対処すべきかを、はっきり語られました。 イエス様は弟子たちに、「彼らがこのまま地獄に行くことにならないように、彼らと議論し、彼らを説得しなさい」とは言われませんでした。
イエス様は、
聖徒たちは、イエス様が言われる通りに、彼らを放っておくべきです。 彼らとのどんな霊的関わりからも離れているべきです。 |
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●「収穫までは『毒麦』もいっしょに育つままにしておきなさい」 イエス様は、有害な『毒麦』について、こう語られました。
神は、収穫の時までは、毒麦を育つままにしておきなさいと言っておられます。 ただし、それは永遠に続くことではなく、「収穫の時まで」のことです。 私たちは、イエス様が言われた通りにしようではないでしょうか。 |
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神の聖徒が真理と光の内を歩むために必要な、きわめて重要な二つのことは、以下の通りです。 【1】ネット上の偽りの情報・教え・解説に警戒すること 神の聖徒は、ネット上に存在するさまざまな偽りの情報・教え・解説などに警戒しなければなりません。
それは非常に危険なことです! そういうものに関わる時、聖徒たちは混乱させられ、真理と真実から引き離されていく可能性があります。 真の聖徒たちは、それらのものに十分注意し、警戒する必要があります。 |
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【2】本当の聖書と本文について確立された真実を正しく理解すること 神の聖徒にとって非常に重要なのは、本当の聖書と本文について、聖書の教えと歴史的史実による真実と、神の啓示により確証された真実との両面から確立された真実を正しく理解することです! 私たちは真理に堅く立つために、しっかり学んでいこうではないでしょうか。
真実を信じて光の内を歩む聖徒は幸いです! 真実を人々に伝え、広める聖徒も幸いです! しかし、偽りを広める人々は、そうではありません。 私たちは、ネット上の偽りの教えや偽りの情報に翻弄されたり動揺したりすることなく、毒麦の毒によって決して害を受けないよう十分に注意し、警戒しつつ、本当の聖書の本当の真実の内を歩み、天国を目指して進んで行こうではないでしょうか。 |
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●こちらのページもお読みください。 →《ネット上の偽情報の危険な悪影響》 |
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●カルビニズム:改革派神学は異端_ | |
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